事業を始めたきっかけ
私が「人生史」を制作する事業を構想したきっかけとなったのは、親戚のおじさんの死でした。
おじさんはいつもニコニコしながら赤ら顔でお酒を飲んでいて、 適当なことばかり言う、そんな愉快な人でした。 私はおじさんが大好きで、「こんな風に年を取れたらなあ」と密かに憧れていました。
しかし、おじさんは夏のある日、自宅で熱中症で亡くなってしまいました。 独り身だったため、発見が遅くなってしまったことから、遺体を拝むことができませんでした。
その後、おじさんの実家に線香をあげに行った際に、 私はふと「おじさんのことを何も知らない」ということに気づきました。
どんな少年時代を過ごして、どんな友達と悪ふざけをして、 どんな人を好きになって、失恋した時にどんな音楽を聴いたのか。 初めて給料をもらった日に何を買って、どんな料理が好きで、 どんな瞬間に幸せを感じていたのか、 どんな人生を歩んできたのか……、私は何一つだって知りませんでした。
おじさんのことを知る人が少しずつ減っていく。 そうしたら、おじさんは本当の意味で死んでしまうと思いました。 人から忘れられるということは、あまりにも寂しいものです。
人を形作る思い出や小さな記憶の欠片が、死後もどこかを漂う。 そんなことが実現できたら、なんと尊いことでしょうか。 そういう経緯もあり、この事業を立ち上げることとなりました。
僕が死んだら 流れ出すエンドロール 僕が主演の 青春群像引用:amazarashi『エンディングテーマ』
お世話になった人達の 名前がずらっと並べば
何時間掛かるか分からないや
そんな事考えると ちょっと笑えてくるよな
だからエンディングテーマはこんなもんだろ